>>1ログ

ロードバイクでゆるポタした日々の記録です( ´∀`)

BRM1005伊東温泉200♨️走行レポート


f:id:ichirog:20241010204003j:image

初めてAJたまがわさんのブルベに参加してみました。選んだブルベは【伊東温泉200】。このブルベを選んだきっかけは【ろんぐらいだぁす!】でした。この作品のエピソードに、境川CR付近から伊東までナイトライドする回がありまして。その回のとあるキャラでセリフで「街が動き出す瞬間を感じてもらいたかったのよ」っていうのがあり‥「あ、これいいな‥自分も感じてみたいなって。」そしたらどうするか?そうだね、実際に走ってみることだね。

 

そしたらちょうどAJたまがわさんにいいブルベがあるじゃないですか、伊東200。座間スタート、伊東まで行って戻って座間ゴール。スタートは10月5日 23時、ゴール受付終了は翌10月6日 12時30分。最高気温は25℃台、最低気温も20℃台と、秋の涼しい空気の中走れる、サイコーにちょーどいいブルベになる気がするのでエントリーしました。

 

ブルベというのは不思議なもので、一度完走できると自信につながるし、また走りたいと思えてしまう。それに本腰入れてナイトライドするのは初めて。どんな準備すればいいかな?あの装備も買わないといけないなぁと、マイニューギアすることが楽しくて仕方なくなってしまいました。

 

そんなわけで初のナイトライドブルベ向けに整えた装備一覧は以下の通り。

☆はマイニューギアしたもの。

★は譲っていただいたもの(アレクさん、ありがとうございます)

 

☆ゆるふわーくす OLIGHT(オーライト)RN400、800、1500用キャットアイアタッチメント

☆OLIGHT RN400、800、1500用

☆BOSIWO フロントライト 

キャットアイ ヘルメットライト

キャットアイ リアライト

☆Continental 28c対応チューブ

グラベルキングタイヤ(フロント、リア)

 

AJたまがわのナイトライド規定に、フロントライト、リアライトは2灯常時点灯、ヘルメットライト常時点灯があるので、規定をクリアするためにマイニューギアしました。(翌月のクレジットカード明細?あぁ‥大変だったよ‥)

 

夜明けを迎えるブルベを走れる楽しみと、新装備を試すワクワク。さらに当日の天気予報は『雨のち曇り』。夜間、路面ウェット、下がる気温。落車の可能性が極めて高いハラハラ。以前走った灼熱の907箱根200とはまた別の意味で難易度の高いブルベになりました。では、1005伊東温泉200ブルベ走行レポのはじまりはじまり~

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

スタート座間〜PC1 鎌倉

スタート地点は座間の芹沢公園。最寄りは小田急相模原駅。駅からスタート地点まで15分で行けると見込んで21時20分頃に小田急相模原駅に到着。しかし輪行解除してナイトライド装備整えているとあっという間午後10時。「あれ、ライド前の食事、満足に食べる時間なくない?」想像した以上に余裕がなかった。今回の反省点です。最寄り駅にはブリーフィング1時間前ではなく2時間前には着いているようにしようね(1敗)一人反省会をしつつダイエーに立ち寄り、レーズンバターパンのみ購入してました。焦りが見える見える‥。

 

結局スタート地点にはブリーフィング開始10分前の22時20分に到着。到着するとブリーフィングに間に合った安堵感とお腹の空腹感を同時に感じてました。「こんな状態でナイトライドだなんて。ハンガーノックになってしまう。」と、ブリーフィング中も気が気でなかったです。ブリーフィングを終え、ルート上にご飯食べれるところないかとマップチェック。ルート上に吉野家を発見したので、吉野家を臨時PCとしました。はじめからバタバタしている伊東温泉200のスタートです。

 

まずは臨時PCの吉野家に15分ほど立ち寄り、特盛つゆだく牛丼を食べました。やはり食事を終えると元気になる。とはいえブルベ開始前に腹ごしらえは済ましておくほうがスマートでしょう。ここも今回の反省点です。

第1PCは由比ヶ浜の滑川交差点付近にあるので、そこまで深夜の道路を走っていきます。湘南台、藤沢、鎌倉‥。陽が高い時間帯だと渋滞しているはずの道も、夜は静か。車もほとんど通らない。予報では雨が降ると出ていたものの、降られることなく曇り空。涼しい。快適。といっても普段より気温の低いライド。知らず知らずのうちにカロリー消費していると考え、念の為ローソン 鎌倉手広店に立ち寄り補給することに。驚いたことに、この時間のローソンは店員さんもいないのです。セルフレジでささらちゃんだけが働いている。※1

 

鎌倉の大仏(高徳院)の横を通り、長谷駅から1ヶ月前も来た由比ヶ浜、滑川交差点に着いたのは午前1時過ぎでした。吉野家とコンビニに立ち寄っていたとはいえ、グロス15.1キロと、割と完走ギリギリのタイム。少し焦る気持ちもありつつ、ここで石碑と愛車を一緒に撮影するのがブルベカードの指示なので撮影。念の為ブルベカードも。
f:id:ichirog:20241010191432j:image

 

そしてここは偶然にも一ヶ月前のBRM907箱根200のスタート地点。あれから1ヶ月。あの時と見える景色が全く違いました。
f:id:ichirog:20241010191438j:image

 

※1 ローソン公式ではささらちゃん‥Cevio Creative Studio のクレジットは確認できていなけれど、あの声は間違いなくささらちゃんでしょう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

PC1 鎌倉〜PC2 伊東

ここから湯河原までは箱根200で走ったコースであり、心に余裕があるコースです。なぜならそう、走ったことがあるから。なので、「鎌倉から大磯まではグロス稼げる!飛ばすぞー!」と思っていました。実際大磯まででグロス16まで戻せました。大磯から小田原までは街灯のある道でしたが、根府川交差点以降は‥【暗闇】でした。見える景色は黒そのもの。真っ暗。街頭がない!。そして行先に雨雲があったからでしょう。後ろを向けは小田原の街明かり、左を見れば真っ黒の海の空。こんな中走るのか‥落車が怖いなぁ‥と、恐怖しつつ走っていると、右側から突然「キャハハハ」と聞こえた女の人の声。超頑怖かった‥。※2

 

だからこそ真鶴道路料金所が見えた時は、本当、ほっとしました。人は光にひかれる‥ヒカリアレ‥。ただ、それでもランドヌールは見当たりません。どうやら自分が最後尾のようです。と、思ってました。真鶴駅手前までは。駅近くで前を走るランドヌールを発見。ヘルメットライトと反射ベストの光が遠くからでもゆらゆらと揺れているのがわかるほど。「こんばんは〜、寒いですね〜」とひと声かけて先に進みました。オーバーナイトライド、眠気もやってくる時間帯。声を出すと眠気が覚めることを知った時間でした。

 

湯河原に着いたのは午前3時30分頃。暗くて怖い道だったけれども、フロントライト2灯付けていたこと、知っている道だったこと、路面はそこまで濡れてなかったことでグロス17kmまで上げられました。といっても少し眠い(´・ω・`)湯河原ローソンに立ち寄り、キレートレモン、ホットコーヒーでひと休憩。ここでは何故か缶コーヒーをチョイスしてしまいました。プルキャップだから蓋できないし、缶自体が熱くて握れない。ペットボトルにしておけば飲みきらずに済んだし、背中のポッケに入れられたのに。ずっと暗い道を走ってきて判断力が鈍っていたのでしょう。これも、反省点です。飲み物買うならペットボトルにしましょうね。

※そしてここまでの休憩、ローソンしか使ってませんでした。もしかしたら無意識にささらちゃんに会いに来ているのかもしれないですね。一人のナイトライドブルベは心細いから‥。

 

さて、湯河原の次は熱海です。この区間、実はロードバイクで走るのは初めての区間でした。小さい丘を3つ4つ越えて熱海入り。熱海の街は湯河原とも真鶴とも小田原とも違う。ここだけ年収が高そうな雰囲気でした。熱海から網代まではトンネルを通る区間が何箇所かあるのですが、流石に午前4時だと車も通らない。伊豆のトンネルといえば、上り基調でしんどいのに、後ろから車かやってきてスプリントしないといけないイメージがあるだけに、エンジンの音もしない、ゆっくり登って大丈夫なことに驚きました。そうそう、トンネルを迂回する道も走りました。どのトンネルか忘れてしまいましたが、迂回路を進んでいると猫が4匹、道の真ん中で寝転んでました。𓃠鈴鳴らしても動かないし、ライト当てると起き上がってこっち見てくるし。人慣れしているのか寝ぼけているのか。自転車で近づくとさすがに避けていってしまいました。ボッーとなりがちの時間に思わぬサプライズ。

 

ねこちゃんと別れた後、宇佐美手前の上りで少しだけ雨に当たるも、走るのに支障はない適度。宇佐美トンネル手前で見える景色が黒からだんだんと藍色へ変わっていく様子を見れました。宇佐美トンネル直後のダウンヒルを終えると5時20分。藍色から曇り色へ。この日の日の出は5時40分頃。あいにくの曇天模様でしたが、日の出30分前頃から、空間が明るくなっていくのを感じることができました。私にとっての街が動き出す瞬間は、宇佐美で訪れたのでした。


f:id:ichirog:20241130095818j:image

 

そして道の駅伊東マリンタウンに到着し記念撮影。併設されている温泉の建物周辺には何台も自転車がアリました。どう考えても伊東温泉200参加者ですよねこれ。


f:id:ichirog:20241130095839j:image

PC2クローズまで50分貯金はあったものの、左膝に若干痛みがあったこと、伊東からの折り返しのほうが登ると知っていたことから、温泉はパスしました。終わってみれば貯金1時間ありで完走できてましたので、温泉立ち寄ってもよかったと思ってます。着替え一式サドルバッグに詰め込んでましたし‥でも今なら言えます。走っていた当時は不安だったのじゃよ。(´・ω・`)

 

※2 動物の飛び出しや海への転落が怖いなと身構えていたけれど、人がいるはずのない時間帯に、人の声が聞こえるのは‥恐ろしかった。声のする方に振り向いていたら何かあったかもしれない。あぁ恐ろしい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

PC2 伊東〜 PC3 中井町ローソン

道の駅伊東マリンタウンから3km程先にあるセブンイレブン伊東アイランド店でパンとポカリ、栄養剤を購入しました。ここからは同じ道を二宮あたりまで辿るだけ。


f:id:ichirog:20241130100047j:image

なんですけどね、伊東から早川まで、帰りのほうが登るのです。宇佐美とか網代とか熱海とか‥きつすぎない長さなのがニクいですね。真鶴手前で根府川へ向かう731号線に合流しました。このあたりから同じペースのランドヌールと道が被り始めるも、ペースが合わずたじたじ。平坦で抜いても上りで抜かされて、なんとなく気まずくなる。(;´∀`)

 

731号線は海を見下ろす高いところを走る道。以前キャラヒルの前日受付をしに、小田原から、箱根旧道と椿ラインを経由して来たことを思い出してました。だからこそチラチラ見えるヒルトンホテルが気になって仕方ない(笑)


f:id:ichirog:20241010202856j:image

なので、チェックポイント、根府川駅手前にあるヒルトン坂も立ち寄りポイントとしました。


f:id:ichirog:20241010202944j:image

東海道線唯一の無人駅、根府川駅

 

ヒルトン坂を見て、そういえばちょうど箱根ヒルクライムが開催されていることに気づきました。実際早川交差点付近はやたら早いローディーがたくさんいたので、ちょっと寄り道。時間にも余裕がありましたのでね、寄り道もブルベの醍醐味です。今思うと温泉入っていたら、箱根ターンパイクには立ち寄れていなかったかもしれません。


f:id:ichirog:20241010203113j:image

普段は閉鎖されている箱根ターンパイクも、箱根ヒルクライム、キャラヒル当日は自転車専用道。キャラヒル会場では偶然投稿者のヘタクロさんと秋ヶ瀬バイクロアでお世話になったToshiさんと会えました。ここまでソロ走ってきたブルベだったからこそ、お二人に会えたのはより嬉しく感じましたね。

 

早川から小田原までは先行する速いローディーについてくついてく。するつもりがちぎられてました。速い人のペタリングは実に美しい。見様見真似をしたけれどやっぱりついていけず。ペダリングも見直さないとなぁ。‥なんて思っていたら、雨が降ってきたので、落車予防のために巡航速度を下げて走ることに。結果としてはターンパイクのあと、中井町のローソンまで雨は降ったり止んだりの繰り返しでした。不思議なものです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

PC3 中井町ローソン〜ゴール座間


f:id:ichirog:20241010203543j:image

中井町ローソンではカロリー高いもの食べたかったので、おにぎりとつくねとLチキを選択しました。このオーダー、前回や灼熱ブルベでは考えられないオーダーです。前回は胃袋が油もの受け付けていなかったので図、今回はそうではなく、むしろ食べたいと思っていたくらい。やはり気温低め、しかも上りも控えめのブルベならば、胃がやられるほどではないようですね。

 

ここからまたしばらく箱根200と同じコースを進み、平塚付近で小田厚道路の側道を走ることに。初めて走る小田厚側道。向かい風と雨と、後ろからやって来る車のコンボは地味にきつい。(;´Д`)

とはいってもグロス16キロで、青看板には座間の文字も見えてきた区間。後は安全運転で行けばええやろの精神での~んびり走り、12時間35分でフィニッシュ。終わってみれば長い長い一日でしたが、箱根200ほど体力は持ってかれてはいないブルベでした。むしろ精神的に疲れたかも?


f:id:ichirog:20241010203957j:image

 

 

今回導入した対策のまとめ

①ガーミンの防水対策

前回の反省を踏まえて、ガーミンの防水対策として100均のチャック付き収納袋に入れるを実践。裏面はガーミンのマウント部分に沿って穴を開けて、表は画面に直接雨が当たらない、という戦法です。結果としては100均のチャック付き収納袋を使うほどの雨に当たったのはブルベラスト20km地点の10分程度だったので、長時間使っての効果は未確認。それでも袋入れていたおかげでご動作はなかったです。

 

②フロントライト、ヘルメットライト導入

フロントライトにはオーライトとRN1500とを導入。どちらも12時間35分、つけっぱなしで最後まで持ちました。今後300や400を走るときも、夜間点灯し続けて、日中は充電すれば使えそうです。ここは歴戦のランドヌーラーと会話して対策を知りたいところさんですね。

 

反省と課題

ブルベ前にご飯をしっかり食べる、集合地点には30分前には着くようにする、飲み物買うならペットボトル‥この3つが反省点。次のブルベでは繰り返さないぞ。

 

課題はガーミン、GoPro充電問題。走行中、トップチューブバックにバッテリーを3つ、ウェストポーチに1ついれて運用しているのですが、バッテリー1つで3時間しか持たない。常に充電し続けているからとはいえ、この運用方法だと300や400ブルベだとバッテリー不足でアウト。バッテリーを追加するか、常時充電を辞めるか。GoProは常時充電でなくとも、GoProのバッテリー自体を持参すればよさそう。問題はガーミン。常時画面点灯しているのが好みなので、個人的には充電し続けたいところです。

 

まとめ

ということで伊東温泉200を無事完走しました。完走した感想としては、ナイトライドブルベは交通量が少なく、事故の確率は減らせるも、音がほぼしない、光が少ない、会話相手もいない‥。明るい時間のライドは、耳と目に入ってくる情報が多く、それを処理することで楽しみを得ているのだと分かったのでした。あと単純に普段寝ている時間に走っている非日常も、ありといえばあり。何より夜明けが近づくと、ようよう明るくなりゆく空色はとても好み。今度はバッチリ、雲一つない空をみたいな、そう思うのでした。温泉も入りたいね。