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ロードバイクでゆるポタした日々の記録です( ´∀`)

秋の諏訪巡りライド

 

諏訪大社の歴史ある鳥居と小さな愛車。対比が好き。

 

秋の諏訪を走ってきったぞー!諏訪と言えば諏訪湖。その周辺に佇む諏訪大社は、諏訪大社上社前宮、上社本宮、諏訪大社下社春宮、下社秋宮とお社が4つあります。夏に上社前、上社本宮を回ったので、今回は下社春宮、秋宮を巡ってみました。といってももう2年前の秋(2021年10月)のことなんですけどね。( ´∀`)

 

 

上諏訪駅から高島城へ

 

今回のルート、簡単に書くと上諏訪駅から高島城を見て、諏訪大社下社秋宮、春宮を巡るというもの。上諏訪駅霧ヶ峰の最寄でもありますが、神奈川県(登戸駅)から鈍行で4時間ほどかかります。今回走る距離は短めなので登戸駅を9時出発。上諏訪駅には13時過ぎに到着し、輪行解除。やたら装備が多いので、気づいたら14時。のんびりでいいじゃないかゆるゆるした時間を楽しむのだもの。

今日も今日とて輪行

 

最初に訪れたのは、諏訪市内にある高島城です。ゆるキャン△で知ってから一度行ってみたかったんです。想像していたより町の真ん中にあってびっくりした印象。お堀に囲まれていたり、山の上にあるのがお城だろうと思い込んでいたからですね。

この高島城、日本三大湖城の一つなのですが、諏訪湖からは離れた所にあり、かつ今のお城は復元されたものなんだとか。それでも石垣が積まれ、高く立派なものでした。

今回は諏訪大社に行くことが目的だったのでスルーしましたが、次回は城内にある展示資料を見て見たいものです。

高島城、愛車と比較すると非常に大きい。

 

 

高島城から諏訪大社下社春宮へ

 

高島城を後にし、諏訪湖畔のサイクリングロードを走りつつ下社春宮を目指しました。

下社は春宮と秋宮がありますが、最初に春宮を目指したのは帰りのルートを考えると、春宮から寄った方が効率的だと考えたからです。地図を見て順番を決めました。この日のお宿は快活クラブだったので、より快活クラブに近い方を後回しにして置けば、夜遅くなってもすぐ宿につくよなぁと思ったり。ゆるゆるした自転車旅はこのくらい手軽でいいのです。きっと。

 

諏訪湖畔は一部サイクリングロードが整備されていて、走りやすいのですが100%完備はされてなく、車道を走る区間もあります。急にサイクリングロードがなくなるものだから割と走りずらいです。整備が完了したら「スワイチ」しやすそうなのになぁと思いつつ。ただ、諏訪市の公式サイトによれば令和5年度に諏訪市の施工区間の完成を目標としているとありましたので、次諏訪湖を走るときはサイクリングロードが整備されているのかもしれません。それはとっても嬉しいなって。

2021年の秋は未完成だったサイクリングロード。2023年は…?

 

 

諏訪湖畔のサイクリングロードを走っていると、ガーミンさんから指示されたのは国道ではなく旧中山道を走りなさいとのこと。ふぅん、交通量の少ない道を行けということですね。。。いわれるがままに指定されたルートを行くと、これがまた良かった。

 

 

中山道とわかる看板

想定通りの交通量の少なさと、静かな通り。そして何だか古びた建物が連なる道。そうそう、こういうの待ってました。

 

調べてみると、下諏訪は甲州街道中山道の合流地点に当たる場所なんだとか。かつて自動車、自転車、列車がなかった時代。日本橋を起点に高崎、軽井沢経由で下諏訪に至り京都は三条大橋まで続く中山道と、日本橋から笹子峠、甲斐を経由し下諏訪に至る甲州海道。旅人さんたちは、下諏訪で落ち合って温泉に入りつつ疲れを癒したのかなぁと考えると、今はひっそりしているこの道も、大いに賑わっていたのかも。

 

ちょっとだけ歴史に思いをはせつつやってきました諏訪大社下社春宮。

鳥居をくぐった先は神様の領域とはよく言ったものです。立派な建築物がそこにはありました。

 

 

 

 

境内は自分が砂利を踏む音がするほど静かで、雰囲気の良いところでした。

道路に面している神社でも、鳥居をくぐれば別世界のよう。青く苔むした屋根に、深い焦げ茶色の木材で出来た片拝殿と幣拝殿。それらを囲う高い木々。素晴らしい。

 

で、個人的に下社春宮で好きなところがここ。鳥居の先に諏訪湖が見えるこの視点が好き。



 

諏訪大社下社秋宮へ

その後は鳥居の先に見えた道を進み、国道20号、142号、経由で10分ほど走り諏訪大社下社秋宮へ。

 

下社秋宮のいいなぁとおもったところは鳥居をくぐる前からありまして。

秋宮の鳥居は142号線の奥、ちょうど夕陽が沈む方向を向いて立っているんです。

これは境内に夕日が入ってくる造りになっているのが、とても気分が高揚しました。

ちょうど紅葉シーズンだったからかも。

夕陽が鳥居のある方に差す造り、凄くない?

 

142号線の先にある秋宮の鳥居。秋の夕日が差す秋宮。好き。

鳥居をくぐって振り向いた時。あぁもう最高だよ。

思うに自分は日が昇る前後、陽が沈む前後の時間に心揺さぶられるのだなと思います。

朝の空気が澄んだ時間も、昼のカンカン照りも、夕方のオレンジ色の空も、真っ暗な夜の星空も大好きですが、やっぱり空の色が青から橙色、赤、そして黒へ。その反対に変わっていく時間も好き。そんな時間を神社で迎えるのですからもうたまりません。最の高。

 



 

肝心の下社秋宮境内には春宮と同じく片拝殿と幣拝殿が。出雲大社で見たようなご立派な注連縄もあったり、土俵もあったり。お相撲は神事ですからね。

 

 

鈍行でのんびりゆられ14時に移動開始した諏訪巡りライド。夕方5時のチャイムが鳴る時間に秋宮に参拝することは正直想定はしていなかったですが、秋の日没間際の時間帯、参拝されるかたはほとんどおらず、のんびりと過ごすことができたのは嬉しい誤算。通常であれば夕方は輪行の準備してそそくさと帰っているところですが、この日は現地に宿(快活)を取っていたこともあって、時間をさほど気にせずに過ごせたことがとてもよかった。

 

嬉しい誤算は最後にまだ一つ。快活へ向かう道中、諏訪湖付近に沢山人が集まっていることに気づき、ちょっと諏訪湖に立ち寄ると。

花火大会!

まさか秋の諏訪で花火を見れるとは…なんでも「諏訪湖オータム花火」が2021年10月、18時から10分間限定で打ち上げていたとのこと。つまり、14時上諏訪を出発して、ゆるゆると高島城、諏訪大社下社春宮、秋宮を巡っていなければ見れなかった光景なわけです。偶然とはいえとても良いものを見れました。ありがたやありがたや…

 

結果的に高島城に諏訪湖、そして諏訪大社を巡り、まさかの花火も見れた、大満足のライドでした。距離や獲得標高は控えめでも、よいものは良い。また諏訪を訪れたくなりました。次は春かなぁ。。。あ、冬の御神渡りも見て見たいかも。

 

おしまい。